ペインクリニック
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ファシアリリース・筋膜リリース・神経リリース
ファシアリリース・筋膜リリース・神経リリースは神経ブロックとは違いますが、エコーを使用して結合組織、筋膜、神経周辺に生理食塩水などを注入し、痛みやコリを治療するものです。エコーで見ると筋肉の筋膜以外にも、腱や靭帯、脂肪などにも白く厚く重なった癒着した組織が発生します。そこが痛みの原因となったり、組織間の滑走性が低下し可動性が制限されたり、血液の流れが悪くなっている可能性があります。
実際のファシアリリースの動画(再生ボタンを押してください)
神経ブロックの効果
1.痛みの伝わる経路を遮断(ブロック)することにより、痛みを取ります。
2.痛みの悪循環を断ち切ります。
痛み感じると反射的にその部位の血流が低下し、その部位が冷えたり、コリを 起こしたり、痙攣したりしてさらに痛みを引き起こすという悪循環に陥ります。神経ブロックはその悪循環を効果的に断ち切ります。
神経ブロックの種類
神経ブロックには非常に多くの種類があります。その中で外来でもっとも頻度の高い2種類のブロックについて説明します。
星状神経節ブロック
星状神経節は首の左右に一つずつある交感神経です。
この神経をブロックするとブロックした側の顔面や上半身の血液の流れが非常に良くなり、顔面や頭や上半身の痛みを効果的に軽減します。
適応:
顔面や上半身の帯状疱疹の痛み、顔面神経麻痺、突発性難聴
様々な頭痛、重い肩こり、手や腕の痛みしびれなど
当院ではより安全ブロックができるようにエコーを使用してブロック注射を行っています。
硬膜外ブロック
痛みがある場所に応じて、首から腰・お尻まで背骨の後ろから針を刺してブロックをします。レントゲンを使って行う場合もあります。
横向きまたはうつ伏せで行います。
適応:
脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症
手術後の痛み、
帯状疱疹による痛み
その他の腰痛、足の痛みなど